“ご存知ですか?”シリーズ 狭小敷地編(12)
2008年01月29日(火)
“ご存知ですか?”シリーズ 狭小敷地編(12)
「子供部屋ってどこがいいのでしょうか?、そして、どの位の広さがあればいいのでしょうか?」の(1)です。
※この記事は、旧ホームページに掲載されていたコラムです。
子供部屋をプランニングする時は、どんなことを気をつけて考えたらいいのでしょうか?、どの位の広さがあればいいのでしょうか?、と言う質問はよく出されますね。
そして“出来れば”の話ですが、子供さん達が、帰ってきたり 出掛けたりする時 その様子がわかると言いますか、触れ合える様な家にしたい、そんなプラン来ませんか?、というお話しも多くありますね。
では“どう考えたらいいのか?”ですが、まずお客様の年齢を、現在と、5年先、10年先、15年先、20年先と考えてみます。
例えば例として、5人家族として、ご夫婦とお子様3人、1歳(男の子)、4歳(女の子)、7歳(女の子)という構成としますね。
5年後は子供さん達の年は、6歳、9歳、12歳
10年後は、11歳、14歳、17歳
15年後は、16歳、19歳、22歳
20年後は、21歳、24歳、27歳 となりますね。
では考えていきましょう。さて今より3〜4年位は、お子様3人共ご夫婦と一緒に、寝室が1つかと考えられますね。
そしてそれ以降は、もしかしたら、2人の娘さんは、1つの部屋で区切りがなく、一緒に生活をしようと、考えててもいいかもしれませんね。
下の男の子は、いつ頃迄、ご両親と一緒の部屋にいますでしょうか?
もしかしたら、小学校へ入る頃には、お姉さん達の様に、自分の部屋が欲しいと思っているかもしれませんね。
そして幼稚園、小学校、中学校と、家からそれぞれ定期的に出掛ける様になりますと、外の社会の中での生活が出来てきます。
すると、色々な感情が生まれると言いますか、育ってきて、外から帰ってきた時、誰にも会いたくない時も出てきて、自分の部屋に“スー”と入ってしまったり、プランニングによっては、家の誰にも会わなくても、自分の部屋に入ることが出来たりしますね。
さてこの辺位迄は、ご両親様は、まだまだ子供さんの事が毎日毎時間心配ですね。
そして、出来ることなら、家の中は明るく、暖かく、これは物理的に家自体のプランニング 構造、システムもそれに加えて、気持ち的にも雰囲気的にもそうしていたい、そうあっていたいと思われることと思います。
そして10年後位からは、もう自分の部屋での生活が段々と増えてきます。この頃になりますと、段々と1つの個室という考えになってゆくかと思います。
では、初めの5年位の家についての考え方についてお話致します。
LDKがあって、これに続く部屋、洋室であったり、和室であったりの1部屋がありますと、これは、随分と楽なプランニングとなりますね。
このLDKに続く1部屋が、この頃のご家族様にとっては主に家族全員の寝室となってしまいますね、奥様が家事をやっている間、子供さん達は、このLDKとこの1部屋で、色々と動き回ってくれるかと思います。
キッチンカウンターを少し広く取って、ここで小さなお子様達は勉強したり、本を読んだりも出来るプランを希望される方もいますね。
大きく 広くが平面的に十分ありますと、とっても楽に、家族の様子を見ていられたりします。そして、お子様達が早く寝てしまう時も、やはりこの1室がとっても役に立ちますね。一緒に寝て本を読んであげる事も出来れば、子供達が寝る迄の間、オープンにして、お母様が近くにいて安心、という感じで寝てしまうことにも役立つかと思いますね。
そして、例えば、ご主人様が仕事から帰ってくる、ちょっと遅くなって、もう子供さん達は寝てしまっている、そんな時も、この部屋の戸を開けて、少し離れた場所でくつろいでいても、ある程度の音は大丈夫かと思います。そして、お休みになる時は、時々は、ロフトとか別の居室で、1人ゆっくりとすることも、お休みになることも、出来るかと思います。
お子様、上の2人が部屋を持ちたい、となった時の為にどうしておくか?
これは、例えばこのLDKの一部を吹抜けにしておいて、吹抜けと同じ階のその他の部分に、ちょっと大きめの1部屋を用意しておく、これは、将来こんな風にしたら、2部屋に区切ることが出来る、ということを考えてプランニングしておくといいですね。将来、入口は2つ取り付け出来る様に、そしてもしかして、その時には、造作の収納も出来る様にしておくといいと思います。
そしてその場合、その部屋を区切る時、区切る間仕切り部分は、出来れば、梁から上をオープンにしておくのもいいと思います。1部屋が梁の上では続いていて、梁から下は分かれている これは男同士、女同士の場合はいいと思います。
気を使うことを覚えてくれるのには、とてもいいと思います。
そしてもう少し大きくなって、やっぱり音楽ももう少し大きくして聴きたいとか、完全にプライバシーを区切りたい、と2人共が思うようになった時、梁の上を完全に区切ることは、それはOKですね。
そして、これは1つの考えですが、LDKの上の階に、この部屋がありますと、このLDKを通ってお子様は行き来しますので、家族の人とは、なんとかふれあいが出来ることになります。
勿論、このふれあいがあればそれで十分か、といいますとこれは難しい問題ですが、出来れば、ちょっとしたふれあいでも、ふれあいがあることは、とてもいいことではないかと思います。
そしてこのプランですが、例えば2階がLDKであるとするならば、2階とロフト、又は3階で、LDK+主寝室+大きな1部屋(2区画に出来る大きさ)のスペースが確保できました。あと将来的には1部屋が必要となりますね。1階の一部がこれにあてることが出来ます。
この位の大きさですと1階に玄関、ホール、浴室、洗面脱衣室、トイレ、階段、収納室、そして、居室×1か2がプランニング出来る様になるかと思いますね。そしてこの居室の1つがもう1人のお子様の部屋となりますね。
さてこの部屋は、直接家族の誰とも会うこともなく、家の内外の出入りができてしまうことになります。さあここがご両親の心配の種となりますね。
ではどういう方法があるのか、ですね。
これはとても難しいお話ですね。1つ考えられるのは、LDKをとっても “そこに居たい場所” として考えるプランニングをする、ということがあります。このLDKを ”そこに居たい場所” として考える場合、広さも大事、空間の広さ、体積ですね、この大きさも大事。そして明るいこと、そして、あちらこちらでくつろぐことが出来る様な、コーナー的なところがあること、そして出来れば、LDKの上の吹抜けの隣に、HIROBAの様な多目的スペースが設けられること、このスペースはタタミ敷きもとってもいいですね。オープンな感じがいいですので、ここに取り付けされる手摺も、なるべくスリット状のものが有効ですね。
そんな風にして、外から帰ってきたら、とに角このスペースに来てしまうと言いますか、このスペースに来たい、ここの方がくつろげる、気分が癒される、という風なスペースとなる様に考えてプランニングをするということですね。明るさ・広さ・暖かさと涼しさと、各人それぞれがあっちこっちで別々に何かしていても、お互いにあまり干渉されずにいられる、それでいて、家族がそこにいる感じがちょっと伝わってくる そんな場所となれば やはりここに来てしまう、となってくれるのではないかと思います。
勿論、ちょっと一人で居たい、勉強したい、静かに音楽を聴きたい、手紙を書きたい、友達と2人で語りたい、とかで、ご自分の部屋に行くことは全くOKですね。
2階にLDKをプランニングしようとする場合は、子供さんの部屋スペースをどうとったらいいか、どこにしたらいいかということを考えて、2階にLDKをプランニングすることがとってもとっても大事なことではないかと思っております。
そしてこの2階にLDKをプランニングするのは実はなかなかいいのではないか、と思っております。
次回は狭小敷地編(13)
「子供部屋ってどこがいいのでしょうか?、そしてどの位の広さがあればいいのでしょうか?」の(2)です。お楽しみに!
本日はいつもより長かったですね。お疲れ様でございました。 原野