併用住宅編(10)「どんなプランがいいのですか? その(4)」
2008年02月23日(土)
“ご存知ですか?”シリーズ
併用住宅編(10)「どんなプランがいいのですか? その(4)」
※この記事は、旧ホームページに掲載されていたコラムです。
もし可能であれば(これは敷地の大きさ、建ぺい率、容積率等のこと)併用住宅賃貸部分のプランニングは、若い2人用に計画されたプランが一番土地効率・お金効率がよろしいかと思いますね。
メゾネットタイプで、MB1F(半地下)+M1F(中1階)と、M2F(中2階)+PH・RB階の上下2所帯×2、計4所帯の賃貸用の住戸が可能とされますと、これは、とても楽しく、おもしろい併用住宅案となるかと思います。
そして、この場合、やはり駅から15分位迄と考えますと、このメゾネットタイプということも加わって、とても人気が出てくるのではないかと思います。
そして、次に、このメゾネットタイプを計画される時は、居室(BEDROOM)をLDKから離して、どちらかの階にすることがポイントです。
こうしますと、LDKとBEDROOMが隣り合わせであれば、間仕切り用の建具とかスクリーンをオープンにすれば一体感のある大きな広い空間・部屋となるのでよろしいのですが、
LDKとBEDROOMを階を分けて用意することは、その大きな空間を設けることにはならないのですが、実はもっと大切なものがあるのですね。
それは何かと言いますと、2人で生活をする、暮らしていくということは、毎日毎日のことです。そして、いつも、2人共が、同じ時間に同じ様に行動できるというわけではない時も、かなりの感じでしばしばあるかと思われますね。これがまあ、若い人達の普通の生活パターンであるとは思いますが。
その時です、どちらか一方の人が早く休みたい、どちらか一方の人が今日はゆっくりでいいという場合、休む人の為に、又、起きている人が休む人に少しでも気兼ねなく何かが出来る為に、休む部屋、BEDROOMは静かであってほしいですね。
この場合のことを考えますと、BEDROOMはLDKから少しでも離されていた方が、音的にも、離れているという距離感覚的にも、よろしいのでしょうね、となります。
このことは、とても、実は大事な要素となりますので、このメゾネットスタイルのプランニングはその点、LDKとBEDROOMを少しでも離すことが出来るスタイルとなりやすいので、とてもいい感じとなったりしますね。
そして、もう1つあります。これは、はじめにお話ししておくことでありましたのですが、遅くなってしまいました。それは、1ルームで2人で暮らす、という言葉の中には、住戸1戸の大きさをそんなに大きくしない、ということがこの“1ルームで”という表現に含まれています。
これは、地価、家賃を考えていけば、東京では、普通のスタイルでの2人用の住戸に比べて、ある程度小さく、住戸の大きさ(面積)を考えてもOKという思いからですね。
もちろん、その為に色々の工夫をすることが大切なのですが、そして、その工夫が、やはり東京でなければ通用しないであろう、と思わせてくれるのが、この東京の賃貸住宅なのですね。
そして、これは、時々雑誌とかで見かけさせて頂くこともありますが、その時は“やはりすごい!さすがに東京!”と思っております。でも、まだまだ、これからの考え方ですね、と思ってもおります。ちょっとワクワクしてきます。
そして、やはり、そのスタイルのものを考える時は、大家さんになってみて、借りる人になってみて、そして若い2人になってみて、と考えてみる。このことが一番よろしいかと思います。
そして、このことを考えますと、とても楽しいですよ。
このメゾネットスタイルのものを借りていただける方々に、このスタイルのものを特に気に入ってくれて借りて頂ける方であれば、益々、大家さんとしてはちょっと気分いいですね。
それこそ、ちょっと道端で会ったりしたら挨拶が出来て“隣近所のお付合い”となりますね。
これはなかなか気持ちよく満足させてくれますね。
心の中で思います。
(“あ〜いい方に借りて頂いたな〜”)
(“あ〜いい家(部屋)を提供してくれましたね”)
となります。
今回で「併用住宅編」を終了いたします。
次回から、「SCの家を計画する様になって、ますます、顕著になってきたことがあります 編」です。お楽しみに!
※題名が長いので、勝手ながら、「SCの家を計画する様になって編」と、させていただきます。原野