“ご存知ですか?”シリーズ 狭小敷地編(17)
2008年02月06日(水)
“ご存知ですか?”シリーズ 狭小敷地編(17)
「暖ったか敷地・小まわり敷地の“ローカ”って何〜に?」です。
※この記事は、旧ホームページに掲載されていたコラムです。
まず、プランニングしていく時、“ローカ”の部分の面積がどうしても、もったいないな〜と思ってしまっていましたね。
それは、ローカは玄関とかLDKとか個室とかを結ぶ為の共有の通路、こっちからあっちへ行く時に、なるべく個室を通らなくて、行き来する為に用意された通路・通り道 としか考えていなかったからだと思うのですが。ということがありました。
次に、暖ったか敷地・小まわり敷地も、そこに建てられる建物の大きさには、限界がありますが、それもかなりシビアに考えをめぐらしても、それなりの大きさが、確保できる、ちょっと言い方がマイナスチックで申し訳ないのですが、それなりの大きさしか確保できないということがありますね。
そして出来ればその確保できる広さを、より広く大きく、を考えてプランニングさせていただこうと思っております。
その中の1つの考え方として、先程の“ローカ”部分と考えている面積の利用があります。
簡単にいいますと、ローカをなくす、ローカとして利用している広さを他で利用しましょう、他の部屋(とかスペース)に利用出来れば、その部屋(とかスペース)は広くなりますね。
部屋(〃)として広く利用して、その部屋(〃)の一部を、ローカの役割の1つの、通路としての場にも利用する、となれば、これは部屋(〃)とかを、広く大きく、を考えて利用するいい方法だね、となるかと思います。
例えば、玄関入って ホールがあって、ガラス戸、出来れば引き戸、高さも天井までのもので仕切られていて、そこからすぐにLDKというスタイルも楽しいですね。又、ホールも兼ねてLDKというのもいいですね。
ちょっと横道にそれますが、この場合は、振り返ってみますと玄関扉が直接部屋の(LDKの)中から見えてしまいますので、扉の上にロールスクリーンを取り付けて利用されますと、雰囲気がいいかと思いますね。
2階にLDKがある場合は、階段を上がって、もう、すぐに、LDKとなっていて十分です。この場合も、ちょっと、出来れば、引き戸があると“いいなぁ〜”という場合がありますね。
又、LDKより直接に、洗面室とか洗面脱衣室とかに出入りできるスタイルは、もう本当に一般的ですね。
又、2階に上がって多目的室(この言葉、とてもカタイ感じがして)、遊び場ルームとか、特に気に入って使わせていただいている言葉にHIROBA(ヒロバ)というのがありますが、このHIROBAから、各居室・トイレへ扉で続いているのも、とても楽しいプランと思います。
次に、ローカがあって、各居室がある、というのは、確かに、各部屋の暖かさ、涼しさを確保しましょう、という考え方もあると思います。
さて、ソーラーサーキットシステムの家は、外断熱、2重通気の為、家全体が温度差・湿度差が少なくて(天井扇とかで空気を動かすものが必要のこともありますが)全体が1つの感じになっていて、という観点から考えてみますと、場所・場所によっては、ローカというスペースがなくてもいいかとなりますね。
では“ローカ”は“い〜らな〜い!”となりますか、どうか?
実は、“ローカ”は、その他の役目も色々あるかと思っています。
その1つに、共通で利用するプライベートな部分(トイレ、洗面室、脱衣室、浴室等)と、例えばLDKとの間には、この“ローカ”というスペースは“グレーゾーン”と言うか、ちょっと曖昧模糊としたスペースとして、とても良い家庭環境を作ってくれると思います。気持ちが切り替わるのに必要な時間とスペースをこの“ローカ”と言うものは与えてくれる様な気がします。
例えば、階段もちょっとLDKから直接でなく、したいし、トイレもそうしたい、となった場合、“ローカ”として、1帖とか1.5帖とかのスペースをつくって、ここを通って、階段とかトイレとかを利用するというのもよろしいかと思います。
所々といいますか、あるスペースの利用で、そのスペースに“ローカ”を 少し設ける、“ローカ”風のスペースを設ける、というのは、なかなか いい感じに、落ち着きを与えてくれたりしますね。
暖ったか敷地・小まわり敷地の“ローカ”って、全く無しにしようとしますと、プランにも生活スタイルにもちょっと無理がきてしまいそうですね。
ちょっと考えて、ここは必要だと思った部分に“ローカ”を考えるのはOKですね。
そして、それは、ちょっと余裕を(?)をつくってくれる、そんな感じがしますね。
次回は狭小敷地編(18)
「3つのびっくり」です。お楽しみに!