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9:ある2世帯住宅から始まった賃貸併用住宅の話②
- 2012/02/22(水) 外断熱の賃貸併用住宅
外断熱の賃貸併用住宅
子世帯の転勤で計画変更
これはとても“考えているな~”と思われる案ですよ、参考にして下さいませ。
では!
まず、2世帯を計画する。それは、十分に皆様で案を練って、色々考えて、これから起きるかもしれないことは出来るだけ考えにいれて。
そして、その計画案とは、親世帯の方は、今は、とってもとっても元気!なので、2階+屋根裏+PH+RB+地下1階を住居とする。そして、1階を賃貸とする、案が出されました。
そして、息子さん一家が転勤から戻ってきた時は、2階+屋根裏+PH+RB+地下1階の、ここに息子さん一家が住み、1階にご両親さんが住む。
もし、長期の転勤になったり、転勤先で永住となった場合は、ある時期になれば、1階にご両親さんが住んで、2階+屋根裏+PH+RB+地下1階を賃貸にしましょう、という案です。
賃貸併用住宅でも2世帯住宅でも可能な方法
そして、この「賃貸」に出してもOKとなる方法を考えました。
それは、この2つの世帯を分けるのは、階段室のプランニングと利用の仕方です。地下1階、1階、2階それぞれの階の同じ位置に階段を設けて階段室とします。各階にちょっとした踊り場があるといいですね。各階の階段室への入口に、各階共扉を設けてカギを付ける、これは階段室側からと、反対側の各階の廊下とか部屋とか側からの両方から、別々のカギを付ける。
これはとてもおもしろい提案となりましたね。そうしますと、お互いOKでなければ、この階段室は2階と地下1階を利用する人達の、専用となりますね。
2階からクルクルクルと1階層を通り越して、地下1階へ行く事が出来るプランを作成しましたので、勿論、親世帯と子世帯の2世帯は問題ありませんし、賃貸にした場合も、2階から1階への階段を通り越して地下1階へ行くことが出来ます。1階のホールの扉は両側からカギが閉まっていますし、どちらか一方が勝手に空けることは出来ませんので、安心ですね。
そして、この様に、同じ所にクルクルと地下1階~1階~2階の階段がありますと(これを階段室と呼んでいます)例えば、地下1階から2階へ昇る時も、2階から地下1階へ降りる時も、感覚としましては、2階層分の階段を登り降りしている感じはなく、なんとなく1階半分位の階段を昇り降りしている様な感じとなります。
あっ!
もちろん、特にこの場合は、階段の1段の高さは、ちょっとゆったりがいいのですね。
そして、階段室に取付します扉は、例え小さくてもガラスが付いている扉はダメとしましょう。かなり、プライバシーのこともありますし、どちらか側に電気がついていたりしますと、ちょっと気になったりして、落ち着いた暮らしが出来なくなってしまうことから、不満が出てしまうかもしれませんね。
そして、実は、こんな感じのスタイルで計画させて頂きまして、2世帯でお住みになられた方もおみえです。親子の2世帯住宅と考えての、このスタイルの場合は、実は、階段室が大事なポイントの1つとなってきますね。それは、階段室がリビングの一部という考え方ですね。
そうなのですね、階段室もリビングの続きと考えて頂きますと、外断熱の建物の場合、とても“あ~そうか~”となって下さいます、そしてリビングルームがとても広く続いている様にも思って下さいますね。
その為にはやはり、ちょっとゆったりとした階段の1段1段の高さと、踏面の広さが大事ですよ。
“わぁ~、ゆったり階段、楽々ね”となります。
・・・・と、話が違った方向に行ってしまいそうですので、この辺で。次回に続きます。
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