理系大学の卒業研究は実践的プロジェクトだった思い出 | ブログ | 外断熱 東京 注文住宅 長期優良住宅 黒柳建設

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前回の日記で教科書のことを思い出したところ、そういえば大学のゼミは随分実践的だったことを思い出しました。

こんにちは、東京都小金井市で外断熱・涼温な家を建てる工務店、黒柳建設の国策担当/WEB担当/システム管理者/営業/現場監督/アフターメンテナンス/OB顧客様係の黒柳一聡です。

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「お勉強大好き!」な東大中退生のマンガ 

途中までしか読んでいないのですが、「ゴールデンボーイ」という江川達也先生のマンガで、東大の全過程を修了して中退した主人公が自転車で日本を旅しながら様々な人生経験を積んで「お勉強」を繰り広げる、という漫画がありました。
 
青年誌でしたので、登場するキャラクターは美女・美少女ばかりでセクシーシーン満載、主人公自身も相当に変態度の高い、かなりぶっ飛んだ作品でした。
 
それでもなぜか引き寄せられてしまったのは、内容がアレでアグレッシブだったというだけではないはずです・・・・・多分。
 
 
 
 
工務店運営で必要な「お勉強」
そういった特殊かつ限定的な方向性のお勉強はともかく、工務店を営み、住生活に密着することを生業としていると、必要とされる知識の広大さがようやくわかってきました。
 
正確に言うと、まだまだ全然足りないということを認識するようになったのです。
 
間違っても、これだけの知識を納めたという自慢ではありません。
 
 
 
 
足りない、全然足りない、もっともっと広く深く知識を蓄えて、実践して、体系化して、記録する必要があります。
 
登っても登っても頂きが見えない山に登っているのと同じ感覚ですが、下を向けば登ってきた道筋はわかります。
 
それでもまだ先があるのか、と純粋にビックリしています。
 
知ることを止めてしまったら、それ以上の成長はありません。
 
ある熟練の職人の言葉ですが「一つの道を極めるには、人生は短すぎる」、齢70で現役を張る職人の言葉とは思えません。
 
日々是勉強ですが、勉強に強い苦手意識が無かったことに感謝しています。
 
ただし、机に向かうだけの勉学は睡魔の格好の餌食です。
 
実践的な経験を通じて得られる勉強なら望むところです。
 
今考えると、大学時代の研究室活動がその入り口でした。
 
 
 
卒業研究はWebデータベース構築
住宅建築どころか土木すら関係ない卒業研究ですが、卒論テーマはe-learningなのでさらに関係がありません。
 
卒研テーマは完全に自分の興味関心趣味と指導教官の利害が一致した産物です。
 
当時、大学の情報担当教務幹事となっていた指導教官は、大学当局からこれまた当時流行ったe-learningの実績作りの圧力をかけられていました。
 
当時、卒研テーマが決まる前にマツミハウジングに丁稚奉公が決まっていた自分は、卒研が就職に影響する恐れが全く無く、好き勝手に自分の研究テーマを決められるポジションにいました。
 
理系の研究室は教授の専門に沿った研究を代々継続的に受け継ぐのが一般的で、研究室にも実績ある引き継ぎの研究テーマがいくつもありました。
 
それらが省庁や役所などのお堅い内定先を持つゼミ生に優先的に割り当てられ、先輩諸氏から受け継いだ実績とセットで就職先へ出荷されていきました。
 
 
 
研究室内で新規事業
そうなると自分のように将来は家業を継ぐという風来坊に与えられる役割は、新規領域開拓です。
 
一旦閉じたテーマであるデータベース研究と、完全新規のe-learningのコンテンツ作成ノウハウを組み合わせて、システム構築からシステム運用、保守管理、効果測定調査まで、ゼロから始めてまとめることになりました。
 
学生一人でやったことなので、規模はたかが知れているのですが、初めから終わりまで一貫して手掛けられたのは幸運でした。
 
  • 研究のテーマを探し(問題発見)
  • 研究の方向性を定め(解決策の模索)
  • 処理方式を体系化し(システム構築)
  • 実際に稼働させて運用し(システムリリース)
  • マニュアルを整備し(運用実績の標準化)
  • アンケート調査を実施し(運用後評価)
  • 学会発表する(アウトプット)
 
といった一連の流れは、一般企業のプロジェクトと変わりません。
 
こういった経験をまだ学生のうちにできたことで、社会に出る前に実戦さながらの訓練が出来たと言えます。
 
それがわかったのは割と最近のことでしたが。
 
 
 
学生の卒研なのに実績が必要な理由
社会人ドクター上がりの指導教官でしたので、自らの研究成果の魅せ方に長けていました。
 
性格的にとてもとても煙たがれる先生でしたが、肩書や外部提携の使い方が非常に上手く、セルフ・プロデュースとはこういうものなのか、と体験的に学習しました。
 
イチ学生にとっては単なる卒業のための単位取得の研究なのですが、指導教官は共同研究者という位置づけです。
 
内容的に新規性があり、未踏領域だったり、一定の成果が出ていれば、学会や学内で先行者としての地位を確保できます。
 
その成果の一つに、外部機関との共同研究という肩書だったり、大学講義(教官の担当教科)内での運用実績だったりします。
 
マッチポンプじゃねえかよ、とか思いましたが、実際に自分で学会発表をしてみてわかりました。
 
運用実績があるか無いかでは、聴講者の反応が全く違ったのです。
 
机上の空論をぶち上げたのか、実際にシステムを作って運用してレビューまで出しているのか、では研究としては全くの別物という評価だったのです。
 
若造だった自分は、実績というものはもっと大規模にリリースするものだと思っていたのですが、まずは身近なところで小さく回してみて、結果をまとめて次回の検討材料にするという一連の手順を閉じているか、が大切だったのです。
 
 
 
 
アイデアを実践して効果測定して改善する 
単なる卒業のための卒業研究でしたが、その流れを実践的に習熟できたことが一番の成果でした。
 
もちろん、当時若造の自分がそんなことに気づいたわけがなく、ここ数年様々な新しいことを始めてみてわかったことです。
 
とにかく、どんなアイデアだろうが、一度実践してみて結果を評価してみないことには、何も始まらないということです。
 
手を付ける前にアイデアについて議論をいくら重ねても、一向に着手できないまま時間が過ぎ去ってしまいます。
 
こうした「すぐやる課」的な発想が軸にある組織が、真に強い組織であると思います。
 
 
 
 
思いだけでも、力だけでも
 
まず決める。そしてやり通す。それが何かをなす時の唯一の方法ですわ、きっと。
 
ラクス・クライン
 
 
 
なにかを「やる」と決めて、「やり通す」には大変な信念や労力が必要となります。
 
しかし、自分は弱い人間なので、時にその信念が揺らいだり、すり減ったりします。
 
「気持ち」に頼った猪突猛進だけでやり通すことはとても困難です。
 
そのため、やり続けるための仕組みや、習慣化に落とし込むテクニックが必要となります。
 
 
 
ですが、決めたことを始めるには、まず気持ちが大切です。
 
そのことは常に忘れないようにしたいものです。
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